十数年ぶりにビリヤード場へ友達と遊びに行ったら、まったく思い通りに突けなくなっていた・・・どこを狙えばいいのかさえ思い出せない始末。ということで、おさらいがてらに簡単な図を作ってみた。
ビリヤード場に行くと、この図と同じことを説明したポスターが張ってあるのですが、順序だてて説明されているわけではないので、ちょっと分かりにくい。そこで、実際のプレイで役立つように分解したのが下の説明です。
よくある図です。普通はこれぐらいの距離だと、難しく考えなくてもポケットできます。もっと距離があっても、考え方は一緒なので今回はこれで説明します。
まず、黄色球を進めたい位置と黄色球の中心を結ぶ線を描く。言い換えると、この直線に沿って、黄色球が進むと考えてください。
ビリヤード場で、キューを使って何やら測っているように見える人は、この直線を確認していることが多かったりします。
次に、描いた直線上に仮想の球を置く。
ゲーム中は、この仮想球を頭の中で描いて狙いを定めるわけですが、練習中は実際に球を置いて確認しときましょう。これだけで、おもしろいように球が入りだします。
これで準備が整いました。先ほど描いた仮想球と、手玉の中心を結ぶ線をイメージします。これが、手玉を突く方向。この方向へ突けば、最初に書いた黒線の方向へ進みます。
実際のプレイでは、先に書いた仮想球の位置へ白球を運ぶような感覚で突けばOK。
ちなみに、突いた白球はどこへ行くかというと、最初に書いた黒線に対して90°の方向へ進みます。
ただし、白球に少しでも回転が入っていると、軌道はそれます。
押し球(トップスピン)で突くと、90°より内側へ。
引き球(バックスピン)で突くと、90°より外側へ。
実際のプレイでは、距離、突く強さ、黄色球との角度によって、手玉の進む方向がかなり変わる。このあたりは実際に突いて確認しときましょう。
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ビリヤードを始めたばかりの頃は、前半の球の狙い方が役に立つ。少し上達すると、後半の手玉の運び方が重要になる。なぜなら、ビリヤードは、球を狙ってポケットに入れる→同時に、次の球をポケットしやすい位置に手玉を運ぶというゲームだから。そのあたりを意識しながら遊ぶと、ビリヤードは途端に楽しくなるので、ぜひお試しあれ。