著:山崎豊子 。今だと白い巨塔の著者と言ったらわかりやすいだろうか。
最初に読んだのは10年以上も前のことで、確かアメリカに遊びにいってた時のことだ。おのぼりさんよろしくアメリカって自由でいい国だなぁなんて思っていた学生にとっては刺激的な内容だった。第二次世界大戦中の日系人収容所の話で、日系アメリカ人二世の葛藤が描かれている。
一言では書けない重いテーマの話だけれども、一度は読んでみてほしい作品。本を読んで泣いたのも、二つの祖国が初めてだったと思う。山崎作品は、どれも一度読み出すと最後まで読まずにはおれないものばかり。これを読まないなんて、人生損してるとしかいいようがない。
特に留学している人、今から留学しようとしている人。人種差別なんてありえないと思っている人に、ぜひ読んでもらいたい。
Amazonのマーケットプレイスに在庫があるのでチェックだ。