WEBもあるしあわせ

正しいバツゲーム


見知らぬ土地で、お客さんの家が見つからなくてウロウロしていたら、小学校高学年ぐらいの男の子がトコトコ走ってきて

「困ってますか?」
「・・?? ○○さんの家が見つからなくて困ってるけれど、知ってる?」
「こっちです」

と、走り出して、○○さんの家まで連れて行ってくれた。

「ここだね、どうもありがとう」

なんて良い子ちゃんなんだと感心していたら、男の子はニカッっと笑って「サインください!」と手作りのカードを差し出してきた。

画用紙で作ったカードには「バツゲームカード」と書かれている。見た目は、よくあるレンタルDVD屋さんのポイントカードみたいなものだ。

裏面を見ると説明書きが。

このカードを持っている子供は、悪いことをしました。
バツゲームとして人助けをしています。子供が良いことをしたら、サインをしてあげてください。

つまり、困っている人を助けてサインを集めないといけないらしい。

「何か悪いことしの?」と聞いてみたら
「妹とケンカした」とのこと。

「そうか、がんばってサインあつめないとな」
「小遣いもらえなくなるから、がんばる!」

「ありがとう、助かったよ」とサインしてあげたら、またニカッと笑ってトコトコ走り去っていった。

自分の子供が大きくなったら試してみたいバツゲームである。わたしの子供だから素直に条件をのむとは思えないけれど(笑

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