新しい声優陣のドラえもんを観て、がんばってと思う反面、まったく別のアニメを見ているような気分になり途中でチャンネルを変えたい気分になってしまったのは私だけだろうか。
ドラえもん放映開始
新しいドラえもんの声を聞いて、体が拒否反応をおこす。
家族は面白がって観ているので、チャンネルを変えることはできない。
ストレスが貯まる。
この違和感に耐えるために、自分に言い聞かせる。
「家族は楽しそうだから、キャスティングはそう悪くないのだろう」
「のび太は優しげな雰囲気だけど、これはありかもしれない」
「きっと、ドラえもんも慣れれば大丈夫だ」
なんだかんだと自分に言い訳をしながら最後まで観たのだけれど、数時間たった今でも違和感が消えないとはびっくりである。ストレスになるほど自分の体にドラえもんの声がすり込まれているとは…。
という感じで、違和感を感じる現実に直面した時に、感情と行動の矛盾を埋めるために、ああだこうだと理由をつけて自分を納得させるようとすることを心理学用語で認知的不協和といいます。
ドラえもんの声優の話だけだと誤解を招きますので、詳しくは↓で。
1957年にアメリカの心理学者Festinger, Lが認知的不協和理論を発表
と書きながら、私は「ドラえもんの声に違和感を感じてる」という現実に、「認知的不協和に通じるな、おもしろいや」と理由をつけて(注意をそらして)、気持ちよく眠れるようにがんばってるわけですね。早く慣れるといいな。