運命的な出会いというのがある。たとえばモノであってもそうだ。
たくさんある商品の中に埋もれているはずなのに、どういうわけかソレだけが目に飛び込んでくる。手にとってよ、連れて帰ってよと、悪魔の囁きよろしく誘惑してくるのである。よくあることだ。例えば、コンビニのポテチ、見終わったはずのDVD-BOX、3日しか使わない健康器具。
だが今回は、ちょっとばかし感覚が違う。なんてったって、現代用語の基礎知識に一目ぼれしたんだから。
今日もお仕事おつかれさまと、久しぶりに本屋に寄ってきた。お目当ての本は特になかったのだけれど、新刊やらビジネス書やらWEB関係の棚を渡り歩くも、おもしろそうな本には出会えず、帰ろうとした時にふと目にとまったのが現代用語の基礎知識2005。
現代用語の基礎知識 2005
発売日:2004/11/12
わたし個人の感覚でいうと、この手の本(イミダスも)は好き好んで買う本でない。図書館の一番目立つところに鎮座しておられたり、さも使っておりますと会社のファイル棚に飾られていたり。
本屋で目にとまったとき、不思議なトキメキを感じた。手にとって3秒ほど見つめあった後、彼女は私にこう言ったのである。
「私を連れて帰れば便利ですよ、ネタにも困らないし、正確な情報を調べられますよ」
なんてストレートで魅力的な誘い文句だろう。私はまわりの反対を押しのけ、彼女を抱えてレジへむかった。もう誰も止められない。いや、誰もとめてくれなかった。実際、読んでみると下手な雑学本よりもおもしろいし、別冊も帰りの電車で読むにはちょうど良い。
日記やブログを書いていてネタに困ってるなんて人は、これ一冊で世界が広がること間違いなしだ。